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ネオ アンジェリークの攻略対象。 笑顔を守るために戦う、心優しき青年 周囲への気配りと思いやりにあふれた、 心優しい青年。 純粋な善意を心の中に抱き、 他人の幸せを心から喜ぶことができる。 君のその笑顔を、 ずっと守っていかなくちゃね。 (公式サイトから引用) 名前 ジェイド 年齢 20歳 身長 195cm 体重 230kg 誕生日 8月1日 血液型 AB型 声優 小野坂昌也 該当属性 家庭的、褐色肌、口癖、タレ目、長身、動物好き料理上手、軟派、素直、和み系 該当属性(ネタバレ) アンドロイド、記憶喪失、トラウマ、いい人
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BROTHERS CONFLICT BRILLIANT BLUE の攻略対象。 朝日奈家の八男。 有名美容室に勤める、カリスマ美容師。 普段からぼーっとしているマイペースな天然君。 いつもおとなしく、感情を表情や態度に表さないため、何を考えているのか分からない。 名前 朝日奈 琉生 (あさひな るい) 年齢 21歳 身長 174cm 体重 誕生日 2月22日 血液型 B型 声優 武内健 該当属性 和み系、フレンドリー、いい人、優しい、甘々、少々エロ系、直球系、不思議系無表情、茶髪、ウェーブ、タレ目、主人公の兄(義兄)、接客業 該当属性2(ネタバレ) 『』
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Glass Heart Princessの攻略対象。 主人公が【伝説の樹】の下で出会った少年。 奇人変人の類の多いこの学園でも特に奇行の多い変人だが、 何故か影が薄く生徒たちの話題に上がる事も少ない。 肩のエイリアンはぬいぐるみらしい。 しかし時折喋ったり動いたりしている姿も目撃されている。 名前 星野 彼方 (ほしの かなた) 年齢 不明 身長 体重 誕生日 血液型 声優 宮田幸季 該当属性 変人系、緑髪、ひとつ結び、オッドアイ、片目隠れタレ目、ピアス 該当属性2(重大なネタバレ) 『アンドロイド(宇宙人に作られた)』 備考(重大なネタバレ) 『EDでは心臓部分以外、人間になる』
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12時の鐘とシンデレラ の攻略対象。(※24時の鐘とシンデレラにも登場するが友情EDのみ) 攻略制限あり(ロイクリア後攻略可)。 魔法使いで、主人公の母親と古くからの知り合い。 長いこと外国へ行っていたが、主人公の父親の訃報を聞き、心配して様子を見に戻ってきた。 面倒見のいい兄のような性分だが、一度落ち込むとなかなか浮上できない面倒くさい人でもある。 主人公に対して過保護。 名前 シリウス=ブラッドレイ 年齢 身長 体重 誕生日 血液型 声優 高橋広樹 該当属性 フレンドリー、一途系、世話焼き、大人、温厚、魔導師、紺髪、タレ目 該当属性2(ネタバレ) 『長寿、女性遍歴、面影、ややヘタレ、別キャラに恋心(主人公の実母)』
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BROTHERS CONFLICT PASSION PINK の攻略対象。 朝日奈家の長男。 優しく穏やかな人柄で、キレたり怒ったりする事は滅多にない。 基本的にのんびりしている。 のんびりしすぎて頼りなさそうに見えるが、父親がわりとして弟たちのことを 愛情深く見守っている包容力のある男性。 親子ほど年齢差がある末っ子の弥を溺愛しており、弥には甘いところがある。 名前 朝日奈 雅臣 (あさひな まさおみ) 年齢 31歳 身長 179cm 体重 誕生日 4月24日 血液型 O型 声優 興津和幸 該当属性 和み系、大人、いい人、フレンドリー、温厚、おおらか、年上主人公の兄(義兄)、医者、タレ目、茶髪、白衣、同居人 該当属性2(ネタバレ) 『』
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戻る 想像するとちょっとしたホラーだな -- (名無しさん) 2011-08-07 23 13 10 面白かった -- (名無しさん) 2011-08-07 23 16 48 澪も魔がさしちゃったんだな -- (名無しさん) 2011-08-07 23 26 14 おっちゃんも逮捕しろ -- (名無しさん) 2011-08-07 23 30 43 これは良いな。面白い。 -- (通りすがり) 2011-08-07 23 34 39 なんか笑ゥせぇるすまんっぽいな -- (名無しさん) 2011-08-07 23 42 42 いいね! -- (名無しさん) 2011-08-08 00 10 24 芋屋の親父めぇ~! 澪ちゃんはかわいい、それでいいじゃんか⁈ つり目なんざ関係ないんだよ! フンス -- (平沢唯) 2011-08-08 01 51 22 まぁ人にもよるけど釣り目って別に怖くないよね -- (名無しさん) 2011-08-08 02 50 23 たれ目もかわいいけど、つり目はつり目でいいもんだよー -- (名無しさん) 2011-08-08 04 23 05 効果を解除する方法もわからない薬なんて売るなよ… 訴えて金取れるレベル -- (名無しさん) 2011-08-08 11 54 49 面白かった 相変わらずりっちゃんイケメン -- (名無しさん) 2011-08-08 14 35 20 澪はツリ目じゃないと認めない ツリ目で男口調のかっこよさとメルヘンで怖がりなかわいさが両立してこそ澪だ -- (名無しさん) 2011-08-08 19 44 20 このおっちゃんは成敗されるべき!よって皆にかわって犯して来ます -- (名無しさん) 2011-08-09 00 33 45 でも、たれ目の澪も見てみたい -- (名無しさん) 2011-08-09 13 42 00 オメガルガール? -- (名無しさん) 2011-08-09 15 29 58 このアニメカイジか! 読み返してやっと気付いたw -- (名無しさん) 2011-08-09 16 55 56 久々にしっかりしたいい話だった。 おもろい。 -- (名無しさん) 2011-08-09 21 47 51 確かにしっかりした話だった -- (名無しさん) 2011-08-11 21 18 41 タレ目になりすぎたのは、誘惑に負けた罰だな -- (名無しさん) 2011-08-11 21 24 17 澪がタレ目だったら逆に怖い -- (名無しさん) 2011-08-23 23 58 58 何かタレ目の澪って想像できないな -- (名無しさん) 2011-11-22 02 06 23 初対面のくせに焼き芋屋のおっちゃん酷すぎワロタwww そんなんでよく客商売できたなwww 澪はツリ目だから澪だ -- (名無しさん) 2012-04-16 22 34 43 確かにしっかりした話でしたね。 澪は罪に対する罰を受けたし、償いもした。 こんな危ない薬売る会社は確実に潰されるぞ。 -- (名無しさん) 2012-04-17 01 19 03 これはよい話 -- (名無しさん) 2012-04-17 10 44 55 オメメサガールは実在する薬では無いが筋肉を柔らかくする薬でミオナールって言う薬が有ったのを思い出した。 -- (名無しさん) 2012-08-05 21 04 01 澪ちゃんはつり目でも垂れ目でもかあいいよ -- (名無しさん) 2013-03-31 18 47 17 これなんぞww たれ目の澪は澪じゃない。 -- (名無しさん) 2015-05-10 22 36 25 えらい発想だ・・ -- (名無しさん) 2016-11-27 23 49 50 起承転結がしっかりしてて好きだな 澪が問題起こすと面白い -- (名無しさん) 2020-12-06 01 18 32
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24時の鐘とシンデレラの攻略対象。 (※0時の鐘とシンデレラにも登場するが恋愛要素なしのEDのみ) とある家に仕える、お抱えの学者。 家庭教師のようなこともやっている。 各国を放浪していたらしく、今も気が向くと旅に出ている。 学者ではあるが、本より実践や経験で知識を増やしていきたいタイプ。 社交上手なのだが、人嫌い。 それなのに職業柄か、つい人の世話を焼いてしまう、面倒で疲れそうな性分をしている。 名前 オズウェル=サヴァレ 年齢 身長 体重 誕生日 血液型 声優 津田健次郎 該当属性 世話焼き、無愛想、クーデレ、嫉妬、年上、研究系(学者)金髪、タレ目、コート、鞭 該当属性2(ネタバレ) 『抑制系、魔導師、長寿』
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バクダン★ハンダン の攻略対象。 隠しキャラ。2周目以降から攻略可能になる。 テーマパークのバイト中、黒子に襲われて意識を失い倉庫に拘束されていた。 助けてくれた主人公に感謝し、黒子に紛れて情報収集してくれるようになる。 掴み所がない不思議な青年。 以下は重要なネタバレです。 テーマパークを乗っとり命懸けのゲームを開始したワルドブーの正体。自ら危険なゲームに飛び込んだ主人公に興味を持ち、接近してくる。彼の望まない選択肢を選ぶと殺害され、ゲームオーバーになる。 名前 魅神 真 (みかみ まこと) 年齢 20歳 身長 体重 誕生日 血液型 声優 鈴木千尋 該当属性 爽やか系、微笑み、フレンドリー、飄々、茶髪、アップタレ目、謎の人物、傷跡、ツナギ、着ぐるみ、トラウマ 該当属性2(ネタバレ) 『冷酷、二面性、犯罪関連、ヤンデル、離別、殺害』
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次の日!! 放課後 澪「な、何だってー!?」 唯「そうなんだよ、これを買えばタレ目になれるよ!!」 澪「ちょっと、調べてみる」 おもむろに携帯を取り出し、ネットを使い調べる 紬「でもそんな夢みたいな商品があるなんてね」 律「なんかちょっと怪しくないか?」 梓「律先輩、通販の力を甘く見てはいけませんよ」 澪「あった!! これだ!!」 律「どれどれちょっと見せてみろよ」 澪「ちょ、ちょっと律!!」 律「えっとなになに……」 「『オメメサガール』をご使用になると、ツリ目をタレ目にすることができます。 使い方は簡単。寝る前に目のクマが出来るあたりに この塗り薬『オメメサガール』を塗るだけ。 塗った次の日にはタレ目になっています。 なぜタレ目に出来るかというとまず本来ツリ目は重力に逆らっています。 これは自然の摂理に逆らった反逆者です。 しかし『オメメサガール』に含まれる成分には重力をより援助する働きを持ちます。 それによって重力に逆らえなくなり、タレ目になるという寸法です。 現在、注文を受付中ですが人気商品なので受け付けはお早めにお願いします」 律「……だって」 澪「説得力あるな」 律「どこがだよ!!」 律「胡散臭くてしょうがないんですが」 紬「そういえば値段はいくらなの?」 澪「そういえばそうだな」 商品説明の続きを読んでみる 澪「!!!」 紬「どうしたの?」 澪「お、おひとつ、きゅ、9万8000円だって……」 律「高っ!!」 梓「ほぼ10万じゃないですか」 澪「どうしよう、欲しいけどこんなに高いと買えないよ」 律「ぼったくりじゃないのか?」 唯「でもでも、ビフォー、アフターの写真はちゃんと効果出てたよ」 律(写真加工とかでなんとかなりそうだけどな) 澪「うぅ……」 紬「澪ちゃん……」 律「あきらめなよ」 澪「……」シュン 落ち込む澪のツリ上がった目には涙がたまり始めた 律「か、帰りに喫茶店でも寄って気分転換しようぜ?」 梓「そういえばよく行く喫茶店、秋の限定メニュー出てるかも」 唯「わたし、柿のパフェがいい!!」 梓「そんなのありますかね」 紬「それじゃ、行きましょう」 律「ほら、澪も」 澪「う、うん」 紬(そういえば、練習してないけど……) 澪の方を見る紬 紬(今日はいいよね) ~~~~~~~~~~~~ 店員「ご注文はお決まりですか?」 唯「柿のパフェひとつ!!」 梓「モンブランお願いします」 律「リンゴのタルトを」 澪「それじゃあ、チーズケーキで」 紬「私はミートソーススパゲッティをください」 店員「かしこまりました」 唯「あったね、柿パフェ」 梓「意外と守備範囲が広いんですね」 律「まるで梓みたいだな」 梓「どういうことです?」 律「いや、べつに~」 梓「はぐらかさないでください」 紬「あらあら」 ワイワイガヤガヤ―― 泥棒1「ったくなんだよ、向こうの席。ガキどもがうるさくてしょーがねーな」 泥棒2「全くで」 泥棒2「焼きでも入れてきましょうか?」 泥棒1「よせ、よせ。あんな青臭いの、焼いても食えねぇよ」 泥棒1「それよりも、だ」 泥棒1「今回の報酬を折半しようぜ」 泥棒2「しかしさすが兄貴ですね。コンビニやスーパーではなく神社の賽銭を狙うとは」 泥棒1「まあな。コンビニやスーパーで脅して金を得れば、必ず顔が見られる」 泥棒1「おまけに監視カメラと防犯カラーボールなどの対策付きだ」 泥棒1「それだと高確率で足がついてしまう」 泥棒1「だが、神社の賽銭箱には監視カメラもなければ深夜だから人もいない」 泥棒1「まさにこれを盗まずして何盗むという感じよ」 足を組み、優雅にコーヒーを啜る 泥棒2「しかし、なんかバチ当たりな気が……」 泥棒1「あのなぁ、これはバチあたりどころか感謝してほしいくらいなんだぜ」 泥棒2「?」 泥棒1「店などで金を得れば、そこの主人や店長が困るだろ?」 泥棒2「はい」 泥棒1「だが、賽銭というのは神様にあげた金だ」 泥棒1「神様は金を使うか?」 泥棒2「いや、聞いたことねぇ」 泥棒1「だろ? 神様は金なんかなくても困らないんだよ」 泥棒1「そういった意味では今回のこれは神様にしか迷惑をかけてねぇ」 泥棒1「しかし、神様は金を使わない。だったら必要としている俺たちが代わりに使っても文句はねえだろ?」 泥棒2「た、確かに」 泥棒1「少なくても人には迷惑をかけてねぇんだから問題ねぇ」 泥棒1「さぁ、早く折半しようぜ。両替するのも一苦労だったしよ」 泥棒2「そうっすね」 そういって泥棒達が手に持っている茶色い封筒を開けようとした時―― カランカラン―― 店員「いらっしゃいませー」 警察「こんにちは。仕事中悪いのだが、聞き込み捜査に協力してほしい」 泥棒1「げっ、警察!?」 泥棒2「ど、どうします兄貴!?」 警察「近くの銀行で男の二人組が大量の小銭を両替に来たという連絡が入ってな」 警察「最近起こった賽銭泥棒と関連があると見ているんだが……」 店員「はぁ……」 泥棒1「気付かれないうちに逃げるぞ」 泥棒2「えっ、会計はどうするんです?」 泥棒1「馬鹿野郎、それどころじゃねぇよ」 泥棒1「姿勢を低くして、こっそり店からでるぞ」 泥棒2「わ、わかりやした」 店員「あ、あれ」 警察「どうしました?」 店員「あそこのテーブルにいた二人組のお客様がいなくなっている」 警察「何!? おそらくそいつだ!!」 警察「二人組の特徴を教えてくれ、今から追う」 店員「は、はい」 外―― 泥棒1「はぁ、はぁ、ここまで逃げれば大丈夫だろ」 泥棒2「そ、そうっすね」 泥棒1「折半はどっか違うところで仕切り直しだな」 泥棒2「あっーー!!!」 泥棒1「ど、どうしたでかい声出しやがって!?」 泥棒2「忘れてきた……」 泥棒1「おい、まさか……」 泥棒2「今回の全報酬が入った茶封筒を喫茶店に……」 泥棒1「ば、ばか、馬鹿野郎おぉぉぉぉおぉ!!!!」 泥棒1「冗談は顔だけにしろよっ!! 干し柿みたいな顔しやがって!!!」 泥棒2「顔は関係ないでしょーが!! あんただって顔面エラーじゃないかよ!!!」 遠くからパトカーのサイレンが聞こえてくる 泥棒1「この音…… やべぇ、近くまで来てる!! 逃げんぞ!!」 泥棒2「待ってくれぇ、もう走れない……」 泥棒1「走れよ、足には自信あるんだろ?」 泥棒2「あぁ、男の割には美脚だとは思わないか?」 泥棒1「……」 泥棒2「あっ、ちょっ、ちょっと、待って、待って下せぇ!!!」 喫茶店に戻り―― 梓「さっきの警察は何だったんでしょうね?」 唯「さぁ?」 律「きっとパトロールかなんかだろ」 紬「もうお外真っ暗ね」 唯「最近はすぐに暗くなるからねー」 律「そろそろ帰るかぁ」 5人が店を出ようと会計をする 澪(あれ? あの席誰もいないのに茶封筒がある……) 澪(忘れものかな) 封筒を拾い、中を確かめる 澪(えっ!?) 律「おい澪、何やってるんだよ。置いてくぞ」 澪「ちょ、ちょっと待って」 会計を済まし、一人遅れて店を出る 唯「澪ちゃん、遅いよどうしたの?」 澪「いや、忘れ物を拾ってさ」 梓「何ですか? その茶封筒?」 澪「あの喫茶店のテーブルに置いてあったんだ」 紬「中には何が入ってるの?」 澪「お、お金」 律「マジかよ!? いくらだ?」 澪「……」チラッ 律「……?」 澪「9000円だった」 梓「微妙な額ですね」 律「よし、割る5はいくらだ?」 紬「りっちゃん」 律「冗談だって」 唯「やっぱりお店の人か交番に届けるのがいいんじゃないかな?」 律「でも、今日は遅いし、明日近くの交番に届ければいいんじゃないか?」 律「金額もそこまで大きくないし」 梓「そうですね」 律「じゃあ、澪明日まで保管よろしくな。ついでに朝交番に届けておいてくれ」 澪「えっ、私が全部管理するのか?」 律「あたりまえだろー 拾った張本人なんだから」 澪「確かに、そうだけどさ」 梓「澪先輩なら、どこぞの先輩より安心ですね」 律「それは誰の事かな? あ~ずさちゃぁん!?」 梓「律先輩とは一言も言ってませんよ」 紬「うふふ、二人とも喧嘩はダメよ」 こうして皆それぞれ帰宅していった その日の深夜 鈴虫などの虫たちも眠る真夜中 聞こえる音はカチカチと時計の針が刻む音だけ その音と同時に心臓が高鳴っている女の子が一人…… 澪「眠れない」ドキドキ 澪「気になるんだ……」 彼女の頭にはある商品が常によぎる 澪「やっぱり『オメメサガール』が欲しい……」 澪「けどあんな高価なもの買えない。買えないよ」 布団を被り、邪念を払おうとする澪 しかし、本当は買えないわけではない 澪「……」 ベットから這い上がり テーブルの上にある喫茶店で拾った茶封筒を開ける 澪「1、2、3……」 改めて封筒のお金を数える なんとその金額9万8000円にのぼる 澪「やっぱり9万8000円ちょうどだ」 澪「『オメメサガール』と同じ金額……」 澪「あの時は9000円なんて言っていたけど」 澪「本当は買える」 澪「あの時、本当の値段を言ってしまったら なぜか自分の手元に封筒が来ない気がしてつい嘘をついてしまった……」 澪「私って悪い子だよね」 澪「でもこのお金を使えば、買えるんだよな……」 封筒を見つめる澪 澪「……やっぱりダメだ。人のお金を勝手に使うなんて犯罪だよ」 澪「あぁ、もう色々考えたら余計寝むれなくなってきた。テレビでも見て気を間際らそう」 テレビの電源を入れる そこには深夜アニメが流れており ツリ目の主人公と中年のおじさんの会話が描かれていた 澪「こんな時間にアニメなんてやっているんだ」 物珍しさからまじまじと見つめる 「おっちゃん!! どうしたんだよこの大金は!?」 「金庫から盗んできた」 「おい、それって犯罪じゃ……」 「目を覚ませ!! そんな綺麗事をいっている場合か!?」 「えっ!?」 「いいか!? 俺たちは勝たなきゃいけないんだ!! そんな時に金が足りないなんて 事になってみろ? 軍資金は多いことに越したことはないだろうが!!」 「……確かにおっちゃんの言う通りだ。金があるんだったらそりゃ使うよな」 「だろ!? いいか経緯はどうであれ、今この現実に俺たちは大金を持っている これは運命なんだよ」 「運命?」 「そうさ。これは使ってくれという神が示してくれた暗示さ」 「なるほど」 「さぁ、勝負の時だ。行くぞ」 「あぁ」 澪「……」 澪「運命、なのかな……」 澪「今この時にお金が足りているっていうのは」 澪「神様が使えっていう暗示」 澪「神様が使えって言うなら、従わないとね……」 彼女の感情を揺さぶるアニメーション そして揺さぶられた先は携帯を握り―― 澪「もしもし、注文をしたいんですけど」 「お電話ありがとうございます。ではお名前と住所、振込先の方の確認を……」 3
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『オメメサガール』の説明書を寝そべりながら眺める律をよそに 紬が口を開く 紬「だいぶ遅くなっちゃったわね」 澪「ごめん… もう帰っていいよ。だけど……!!」 唯「わかってるって。誰にも言わないよ」 梓「じゃ、とりあえず今日はここまでにしましょうか」 紬「明日また皆で解決案を練り直しましょう」 梓「律先輩行きますよ」 律「あ、あぁ、そうだな」 唯「じゃあね澪ちゃん」 4人が澪の家を後にする 梓「まさか、こんなことになっているとは」 唯「澪ちゃん可愛そう」 紬「私もあの立場だったら学校には行けないわ」 律「……」 唯「明日も澪ちゃんのために頑張ろうね。りっちゃん」 律「へっ? あぁ、そうだな」 梓「律先輩?」 律「悪い。私、澪の家に忘れ物しちゃった。みんな先帰っていてくれ」 律「じゃあ」 梓「ちょっと律先輩!?」 唯「行っちゃった」 紬「……」 唯「どうせすぐ戻るだろうからりっちゃん帰ってくるの待ってようか」 梓「そうですね。夜道一人は危ないと思うし」 紬「いえ、みんな帰りましょう」 唯「え~ せっかくだから待とうよ」 紬「ダメ、帰るの」 梓「ムギ先輩?」 紬「帰った方がきっといいわ。そう感じるの」 唯・梓「?」 唯「まぁ、そういうなら……」 梓「帰りましょうか」 紬(お願いね、りっちゃん……) ~~~~~~~~~~~ コンコン―― 澪「ママ、入ってこないでって言ったでしょ!!」 律「私だよ、澪」 澪「律?」 ドアを開け、律を部屋に通す 澪「どうしたんだよ? 帰ったんじゃないのか?」 律「いや、ちょっと忘れ物をね」 澪「そんなものなかったと思うけど……」 律「澪の目を元に戻し忘れてるから来たのさ」 澪「それは今のところ無理じゃないか」 律「いや、私に一つだけ案がある」 律「説明書を見る限り、私の案は多分成功する…と思う」 澪「本当か!? どんな案なんだ!?」 律「まぁ待て、オメメサガールはあとどれくらい残ってる?」 澪「あと半分くらいかな」 律「セーフだな。全部使えば何とか」 澪「なんだよ、もったいぶらないでよ」 律「まぁ、慌てるな」 そう言いながらベットに腰掛ける カチッ、カチッと時計の音だけが聞こえる 澪「? どうした改まって。早く教え……」 律「償うか?」 澪「えっ!?」 律「今までしてきた罪。償うなら教えてあげるよ」 澪「罪? 何のこと?」 律「……私たちに嘘ついてきただろ?」 澪「!!」 一瞬体中の血液が失ったような感覚に陥る 澪「ど、どういうことだよ」 律「このオメメサガール、喫茶店の茶封筒のお金で買っただろ?」 澪「!!」ビクッ 律「それなのに金額の捏造や交番に届けた。おばあちゃんから小遣い貰ったなどと」 律「嘘をつき通してきたな?」 澪「な、なんでわかった?」 手足が震える、動揺を隠しきれない澪 律「気づいてないかもしれないけど澪はみんなの前で嘘をつく時」 律「必ず一度私の顔を覗ってから嘘をつく癖があるんだよ」 澪「そんな……」 律「やっぱ無意識だったか」 律「友達だから黙ってたけどこの状況になって反省もしないで」 律「また元に戻り、のうのうと元の生活に戻るのは道徳的に良くないと思うからな」 律「だから反省し、償うというなら教えてあげるよ」 澪「うっ……」ポロポロ 律「みお?」 澪「うぅ、うわぁぁぁぁん」 泣きながら律に抱きつく 澪「ご、ごめんなさぁい。ホントは怖かったんだ。嘘をついてまで他人のお金を使うのが」 澪「でも、でも欲に負けちゃってぇぇ」 澪「もう怖がられるのは嫌だったんだよぉ」 律「澪……」 澪「反省する。反省するから助けてぇ」ポロポロ 大粒の涙を流しながら、必死に律にしがみつく 律「いたた… 苦しいって」 律「わかったよ。100%元に戻るかはわからないけど教えてやるよ」 澪「うっ、うっ、あ、ありがとう」 律「じゃあ、教えるぞ。おそらく……」 澪に策を教えてしばらく時間が立ち、夜も更け、さらに少しずつ空も明るくなってきた頃 澪「く、苦しいよ。律~」 律「ふはぁぁ、頑張れ、もうあと3時間くらいで学校だ。それまでの辛抱」 大きなあくびをしながら眠たそうな声で励ましをいれる律 澪「死ぬぅ、もう嫌~」 律「これまでの罪の重さだと思って我慢だ」 澪「うぅ~」 朝、学校 唯「み、澪ちゃん!?」 紬「それにりっちゃんも!?」 律「こういう真っ黒なクマが出来た澪も新鮮だよな」 澪「律こそ」 紬「二人とも寝てないの?」 唯「でも、澪ちゃんの目が元に戻っている!! いったい何があったの?」 澪「へへっ、それはね……」 さわ子「みんな、おはよう。あら、秋山さん久しぶりね。風邪は良くなった?」 澪「はい。心配かけてすみませんでした」 さわ子「いいのよ。それより手品はもういいの?」 澪「はい、もうこりごりです」 さわ子「ふふ、今のあなたクマだらけだけどその顔が一番素敵に感じるわ」 澪「? はぁ……」 さわ子「じゃあ、出席とるわ。皆席について」 唯「せっかく澪ちゃんから聞こうと思ったのに……」 澪「放課後まとめて話すよ」 放課後―― 紬「お茶どうぞ~」 唯「じゃあ」 梓「聞きましょうか、治ったわけを」 澪「皆も知ってると思うけどあの後、律が戻ってきてね……」 ~~~~~~~~~ 律「100%元に戻るかはわからないけど教えてやるよ」 澪「ありがとう」 律「じゃあ、教えるぞ。おそらく……」 律「この説明書を見るとオメメサガールには重力をより援助する成分が含まれていて」 律「それで重力に耐えられなくなってタレ目になると書いてある」 澪「そうだな」 律「ってことは重力を逆にすればタレ目がツリ目になるような働きになるということだ」 澪「た、確かにそうだけど重力を逆にするなんて無理だろ」 律「そうだな。そんなの神にしかできない」 律「けど、澪一人だけなら重力を逆に出来るだろ?」 澪「えっ? どういうこと?」 律「逆立ちだよ。そうすれば一人逆になるだろ?」 律「つまり、目の上の部分にオメメサガールを残り半分全部塗り」 律「逆立ちして、重力を逆にすれば目は重力に伴って今度はつり上げてくれるってことだ」 澪「なるほどー それには気付かなかったな」 律「へへーん、どうだい」 澪「でもそれって……」 律「そうだな一晩中、逆立ちで過ごさなければならないということだ」 澪「そ、そんなの無理だー!! 寝れないじゃないか」 律「文句言うなってそれしか方法はないんだから」 律「ほら、オメメサガール塗ってやるからさ」 澪「はぁ……」 それからしばらく経って 澪「律、辛いよ。頭に血が上る~」 律「我慢、我慢」 澪「もうギブ~」 律「まだ初めて一時間だろ」 澪「律っ~!!!」 ~~~~~~~~~~ 澪「ってな感じで戻れたってわけ」 梓「なるほど律先輩の読みが当たったというわけですね」 律「どうだ、すごいだろ!?」 唯「でも戻ってよかったね」 澪「本当に良かったよ。でも眠たくて授業中寝てしまった……」 紬「梓ちゃんにも見せてあげたかったわ」 紬「澪ちゃん、りっちゃん、唯ちゃん三人そろって寝てる姿」 紬「すごくおもしろかったわ」 梓「唯先輩は関係ないのに」 唯「私にはこれが日常なのです!!」 梓「偉そうに言わないでください」 律「でもこれで一件落着して良かったよ」 梓「そうですね」 梓「でも、どうせなら全部使わないで少し残しておけば、ちょうど良いタレ目のまま」 梓「キープできたんじゃないですか?」 澪「あっ……」 律「いいじゃないか、ツリ目でも」 律「ツリ目だからダメなんていうやつはこっちからお断りしとけ」 紬「そうよ。今のままで澪ちゃんは良いのよ」 澪「そうかな……」 律・紬・唯・梓「そう(さ、よ、だよ、です)!!」 澪「みんな… ありがとう」 練習後―― 律「みんなお疲れー」 唯「ねぇねぇ、今日はどこに行く?」 梓「そうですねー」 ガヤガヤ―― 澪「なぁ、ムギお願いがあるんだけど」ひそひそ 紬「んっ? なあに?」 澪「実は……」 数日後 紬・澪「いらっしゃいませー!!」 紬「でも、澪ちゃんがまさかアルバイトをしたいなんて」 紬「なんでまた?」 澪「お金を返… じゃなくて人見知りを治したくてさ」 紬「偉いわ澪ちゃん!! ようし先輩としていっぱい教えてあげるね!!」 澪「そ、それはどうも……」 その3ヶ月後に桜が丘神社に9万8000円が何者かの手によって戻ってきたという 不可思議がニュースになるのはもう少し先のお話…… 終わり 戻る